複利計算 — 積立、利子課税、物価上昇まで入れて
元本と毎月の積立額、利率と期間を入れると、年ごとの残高が出ます。利子にかかる税金と物価上昇率も入れられるので、手取りと、そのお金が将来どれだけの価値を持つかまで見えます。
単利は元本にだけ利息がつきます。複利は受け取った利息も元本に加わり、次の利息はその増えた残高につきます。100万円を年5%で10年置くと、単利なら150万円、複利なら約163万円です。差は時間が長いほど開きます。
積立はどの複利頻度を選んでも毎月入るものとして計算します。年1回の複利を選んだからといって、1年分の積立をまとめて年末に入れるわけではありません。名目利率を月あたりに換算して、毎月利息をつけています。
利子にかかる税金を入れる
日本では預貯金の利子に20.315%が源泉徴収されます。内訳は所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%です。日本語のページではこの税率が初期値になっています。
税金は銀行が利息を払うときに引かれるので、引かれた分はその後の複利に乗りません。最後にまとめて引くより結果が少し小さくなります。このツールは年ごとに差し引く形で計算しています。
NISA口座のように非課税で運用する場合は、税率を0にしてください。課税ありと0%を並べてみると、非課税制度がどれだけ効くかが金額で分かります。運用期間が長いほど差は大きくなります。
毎月3万円を積み立てた場合(元本なし・税率0)
年利ごとの20年後の残高です。投じた元本は720万円。
| 年利 | 20年後 | 元本との差 |
|---|---|---|
| 0.5% | 約757万円 | +37万円 |
| 2% | 約884万円 | +164万円 |
| 4% | 約1,100万円 | +380万円 |
| 6% | 約1,386万円 | +666万円 |
物価上昇を入れて考える
20年後の1,000万円は、今の1,000万円と同じものが買えるとは限りません。物価上昇率を入れると、最終の金額を今のお金の価値に直して表示します。年2%で20年なら、1,000万円の価値はおよそ673万円です。
金利が物価上昇率を下回っていると、額面は増えていても買えるものは減っています。預金だけで資産を守るのが難しいと言われるのはこのためです。名目の数字と実質の価値を並べて見てください。
逆に、借金は物価上昇で実質的に軽くなります。固定金利の住宅ローンを抱えている場合、物価が上がる局面では返済の重みが相対的に下がります。
設定のこつ
- •積立は月初と月末のどちらに入れるかを選べます。月初にすると1か月分多く利息がつきます。給与天引きの積立は月の途中なので、実際はその中間くらいになります。
- •利率は現実的な数字で置いてください。長期の株式指数で年4〜6%程度が一つの目安です。過去の実績が将来を保証するわけではありません。
- •「72の法則」を使うと暗算できます。72 ÷ 利率がおよその倍増年数です。年6%なら12年、年3%なら24年で倍になります。
- •年ごとの表には、元本と利息と残高が並びます。利息が元本を追い越す年がどこかを見ると、複利が効き始める時期が分かります。
よくある質問
複利の頻度はどれを選べばよいですか?
定期預金や積立は月複利、普通預金は日複利が一般的です。投資の想定利回りは年複利で置くことが多いです。頻度による差は利率そのものの差より小さくなります。
NISAの試算に使えますか?
税率を0にすれば非課税の試算になります。ただし年間の投資枠や制度の上限はこのツールでは考慮していません。
積立額を毎年増やす計算はできますか?
できません。積立額は期間を通じて一定として計算します。増やす予定がある場合は、期間を区切って複数回計算してください。
手数料は含まれますか?
含まれません。投資信託の信託報酬などは利回りから差し引いて入力してください。年0.5%の手数料は、利率を0.5%下げるのとほぼ同じ意味になります。
入力した金額は保存されますか?
保存されません。計算はすべてブラウザの中だけで行われます。
