チップ計算 — そもそも渡す国か、いくら渡すか
国を選ぶと、その国の慣習と通貨、目安の割合が一度に切り替わります。日本や韓国のようにチップの習慣がない国では、まずその案内が出ます。人数で割るときの切り上げにも対応しています。
旅行中にチップの計算が必要になる場面で、本当に知りたいのは「15%はいくらか」より前に「ここは渡す国なのか」です。渡さないのが普通の国で置いていくと、かえって困らせることもあります。
だから国の一覧を先に置いています。17か国を、慣習として渡す国・端数を切り上げる程度の国・サービス料が最初から入っている国・渡す習慣がない国の四つに分けました。
国ごとの慣習(レストラン)
| 国 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 日本・韓国・中国 | なし | 渡す習慣がない。断られることもある |
| 台湾・シンガポール | なし | サービス料が会計に含まれる |
| アメリカ・カナダ | 15〜20% | カード端末は18〜25%を先に提示する |
| メキシコ | 10〜15% | 期待される |
| イギリス | 10〜15% | サービス料が入っていれば不要 |
| フランス・イタリア | 0〜5% | サービス料込み。端数を置く程度 |
| ドイツ・スペイン | 5〜10% | 切り上げるのが一般的 |
| タイ・ベトナム | 0〜10% | 観光地では置くことが多い |
アメリカの「税抜き」慣習
アメリカでは伝統的に、税を除いた金額に対してチップを計算します。税は店員の取り分ではないためです。「税抜き金額でチップを計算」を選んで税率を入れると、税込みの請求額から税を割り戻してから計算します。
110ドルの請求に10%の税が入っているなら、税抜きは100ドル。20%のチップは22ドルではなく20ドルです。少額に見えて、何度も食事をすれば差は積み上がります。
とはいえ、総額に対して計算する人も多く、カード端末の提示額もほとんどが総額基準です。どちらでも失礼にはなりません。
割り勘のときの切り上げ
人数で割ると端数が出ます。110ドルに20%のチップで132ドル、7人なら1人18.86ドル。この金額をそのまま渡す人はいません。
「1人あたり切り上げ」を選ぶと、1ドルや1,000円といった単位に切り上げた金額を出し、全員から集めるといくらになるか、合計をいくら上回るかまで表示します。上の例では1人19ドル、集金133ドル、1ドル多い計算です。余った分はそのままチップに足されます。
現金で渡す場合は、この切り上げがそのまま実用的な答えになります。カードでまとめて払って後から精算する場合も、割り切れない端数で揉めずに済みます。
知っておくと迷わないこと
- •会計に「service charge」「gratuity included」と書かれていたら、すでに含まれています。二重に払う必要はありません。
- •アメリカでは大人数の団体に自動で18〜20%のサービス料が付くことがあります。明細を確認してください。
- •ホテルの清掃やタクシーは飲食とは別の相場です。この計算機はレストランの慣習を基準にしています。
- •日本や韓国で無理に渡すと、受け取れないと断られることがあります。良いサービスへの感謝は言葉で伝えるほうが通じます。
よくある質問
日本ではチップは必要ですか?
必要ありません。旅館の心付けのような慣習は一部に残りますが、飲食店で渡す習慣はなく、渡さなくても失礼にはあたりません。
アメリカで15%は少ないですか?
現在は18〜20%が一般的で、15%は控えめな部類です。サービスに問題があった場合を除けば18%前後が無難です。
サービス料が入っているか分からないときは?
明細に「service」の行があるか確認してください。台湾やシンガポールのように最初から10%加算される国もあります。
入力した金額は保存されますか?
保存されません。計算はすべてブラウザの中だけで行われます。
