日本語フォント一覧 — 商用可のフォントを、実際の文字で見比べる
日本語に対応したフォントが1,022書体あります。フォント選びで手間なのは、名前の一覧を見ても自分の文章がどう見えるか分からないことです。ここでは打ち込んだ文章そのままで全書体を並べ、ライセンスと太さで絞り込めるようにしています。
収録している4,544書体のうち、日本語(かな・漢字)に対応するものが1,022書体です。ゴシック体が180、明朝体が131、デザイン書体が463、手書き風が229、等幅が19。すべてSIL Open Font License で、商用利用ができます。
上の入力欄に文章を入れると、その文章のまま全書体が描画されます。「あア亜」のような見本ではなく、実際に使う言葉で比べられるということです。
日本語フォントは英語のものと桁が違います
アルファベットのフォントは大文字・小文字・数字・記号で200字ほど。日本語はひらがな・カタカナに加えて常用漢字だけで2,136字、実用的な書体は数千字を収録します。
そのぶんファイルが重くなります。欧文フォントが数十キロバイトなのに対し、日本語フォントは1書体で数メガバイトになるのが普通です。ウェブサイトで使うときにこれがそのまま読み込み時間になります。
Google Fonts 経由で読み込む場合は、ページに実際に出てくる文字だけを切り出して配信する仕組み(サブセット化)が働くため、体感するほど重くはなりません。ただし本文が長いページでは効きが薄くなります。見出しだけ特徴的な書体にして、本文はNoto系にする、という使い分けが現実的です。
よく使われる日本語フォント
すべてOFL(SIL Open Font License)で、商用利用ができます。
| 書体 | 分類 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Noto Sans JP | ゴシック体 | 本文。7種類の太さがあり、どの環境でも崩れない |
| Noto Serif JP | 明朝体 | 長い文章、書籍的な印象 |
| Zen Kaku Gothic New | ゴシック体 | 見出しから本文まで。ふところが広く読みやすい |
| Zen Old Mincho | 明朝体 | 落ち着いた見出し、和の雰囲気 |
| M PLUS Rounded 1c | ゴシック体 | 角の丸い書体。やわらかい印象の見出し |
| Shippori Mincho | 明朝体 | 縦組みや、文芸的な見出し |
| Dela Gothic One | デザイン書体 | 太い見出し、バナー |
| Hachi Maru Pop | 手書き風 | ポップな見出し、子ども向け |
ライセンスの読み方
ここに載っている日本語フォントはすべてOFLです。OFLは商用利用・改変・再配布を認めるライセンスで、フォント自体を単体で販売しないかぎり、仕事で使って問題ありません。
ただし条件が一つあります。フォントファイルそのものを再配布する場合は、ライセンス文書を同梱し、元の書体名をそのまま名乗らないこと。ウェブサイトやアプリに埋め込んで使うぶんには、この条件に触れません。
気をつけるのは、ここに載っていないフォントを他所から持ってくるときです。日本語フォントは「個人利用のみ無料」というものが多く、印刷物や動画に使うと有料になる場合があります。配布元の規約を必ず読んでください。
太さで絞ると早く決まります
見出しに使う書体を探しているなら、太さの絞り込みが効きます。細い書体しか用意されていない書体を見出しに使うと弱く、逆に太い書体で本文を組むと読みにくくなります。
日本語フォントは書体ごとに用意されている太さがまちまちです。Noto Sans JP のように100から900まで7段階あるものもあれば、1種類しかないものもあります。太さの選択肢が多い書体は、見出しと本文を同じ書体でそろえられます。
本文用を選ぶときは、実際の行数で見てください。一行だけ見て気に入った書体が、十行並ぶと読みにくい、ということはよくあります。入力欄に段落まるごと貼り付けて比べるのが確実です。
こんなときに使います
- •資料やスライドに使う日本語書体を探すとき
- •ウェブサイトの見出し用フォントを決めるとき
- •商用で使えるかどうかを確かめたいとき
- •同じ文章を複数の書体で見比べたいとき
- •見出しと本文で書体を組み合わせるとき
- •動画のテロップに使う書体を選ぶとき
よくある質問
商用利用は本当に無料ですか。
日本語対応の1,022書体はすべてOFLなので、商用利用は無料です。フォントファイル自体を販売しないかぎり制限はありません。ライセンス名は各書体の詳細に表示されます。
ダウンロードして手元で使えますか。
使えます。Google Fonts の配布ページへの導線があり、そこからファイルを取得できます。ウェブで使う場合はダウンロードせず、読み込み用のコードをコピーするほうが軽く済みます。
ウェブサイトで日本語フォントを使うと重くなりませんか。
ページに出てくる文字だけを切り出して配信する仕組みが働くので、書体ファイル全体が読み込まれるわけではありません。それでも欧文より重いので、見出しだけ特徴的な書体にする使い分けが安全です。
縦書きに対応した書体はありますか。
明朝体の多くは縦組みを想定して作られています。ただし縦書きの表示自体はフォントではなくCSSの writing-mode で制御するもので、書体の対応とは別の話です。
検索した内容は保存されますか。
いいえ。絞り込みも表示もブラウザの中だけで行われます。お気に入りだけは、選べばこの端末に保存されます。
