パーセントの計算 — 割引、消費税、増減率をまとめて
「全体の何%か」「何%引くといくらか」「税込みから税抜きはいくらか」「去年と比べて何%増えたか」。よく使う七通りの計算をタブで切り替えて、式と一緒に答えを出します。
パーセントの計算でつまずくのは、式が難しいからではなく、どの数字がどの位置に入るのかが場面ごとに違うからです。同じ「20%」でも、掛けるのか、引くのか、割るのかが変わります。
だからこのツールは計算の種類ごとにタブを分けています。それぞれの入力欄に何を入れるかが文で書いてあり、結果の下には実際に使った式が出ます。答えだけでなく、その答えがどう出たのかが確かめられます。
できる計算
| 種類 | 問い | 例 |
|---|---|---|
| 割合を出す | Xの20%はいくつか | 3,000円の20%は600円 |
| 何%か | AはBの何%か | 600は3,000の20% |
| 元の数 | 20%が600なら全体はいくつか | 3,000 |
| 増減率 | AからBへ何%変わったか | 3,000→3,600で+20% |
| 割引 | 20%引きはいくらか | 3,000円→2,400円 |
| 消費税 | 税込み・税抜きの変換 | 1,000円+10%=1,100円 |
| チップ | 飲食代に何%足すか | 海外での支払い用 |
「20%増えて20%減った」は元に戻らない
3,000円が20%上がると3,600円です。そこから20%下がると2,880円で、元の3,000円には戻りません。上がるときの20%は3,000円に対して、下がるときの20%は3,600円に対してかかるからです。
割引の重ねがけも同じです。20%引きのあとに10%引きは30%引きではありません。0.8×0.9=0.72なので28%引きです。セールで「さらに10%」と書かれているときは、元の値段ではなくすでに引かれた金額からさらに引かれます。
増減率を見るときは、何を基準にした%かを必ず確かめてください。「利益率が5%から7%に上がった」は、2ポイントの上昇であって40%の上昇でもあります。どちらの言い方も正しいので、話す相手とどちらの意味かを合わせる必要があります。
消費税は足すときと抜くときで式が違う
税抜1,000円に10%を足すと1,100円。これは掛け算です。逆に税込1,100円から税抜きを出すときは、10%を引くのではなく1.1で割ります。1,100円の10%は110円ですが、実際に含まれている税は100円です。ここを間違えると必ず10円ずれます。
日本の税率は標準が10%、飲食料品(外食と酒類を除く)と定期購読の新聞が軽減税率8%です。タブの中に両方の税率を用意してあるので、レシートの 軽 印が付いた行は8%で計算してください。
税込みと税抜きが混ざった見積書をまとめるときは、税率ごとに分けて計算してから足します。まとめて片方の税率で計算すると合いません。
覚えておくと速い
- •10%は桁をひとつ下げるだけです。3,480円の10%は348円。5%はその半分の174円。
- •「AのB%」と「BのA%」は同じ値になります。16の25%が出しにくければ、25の16%=4と考えても同じです。
- •%で割るのが「元の数」です。手数料550円が売上の5%だと分かっているなら、550÷0.05=11,000円が売上です。
- •ポイント還元の1%は、1,000円で10円分です。還元率と割引率は同じではなく、後から使えるポイントは値引きより価値が少し下がります。
よくある質問
%とポイント(%ポイント)の違いは何ですか?
5%から7%への変化は「2ポイントの増加」であり、同時に「40%の増加」でもあります。割合そのものを比べるときはポイント、変化の大きさを比べるときは%を使います。
税込みから税抜きを出す式は?
税込価格を1.1で割ります(軽減税率なら1.08)。10%を引く計算ではありません。
割引を重ねた場合の総割引率は?
掛け算で求めます。20%引きと10%引きなら0.8×0.9=0.72で、28%引きです。
小数はどう扱われますか?
表示は見やすい桁で丸めますが、計算自体は丸めた値ではなく元の値で行っています。
入力した数値は保存されますか?
保存されません。計算はすべてブラウザの中だけで行われます。
