利益率の計算 — 粗利率と原価率、そして売価の逆算
原価と売価から利益率を出すか、原価と目標の利益率から売価を逆算します。利益率と値入率(マークアップ)の違いも一緒に確認できます。
1,000円で仕入れて1,500円で売ったとき、利益は500円です。ではこれは何%でしょうか。売価を基準にすれば33.3%、原価を基準にすれば50%。どちらも正しく、呼び方が違います。
売価を基準にしたものが利益率(粗利率)、原価を基準にしたものが値入率(マークアップ)です。この二つを取り違えると、価格設定が大きくずれます。
原価1,000円の場合
| 売価 | 利益 | 利益率(売価基準) | 値入率(原価基準) |
|---|---|---|---|
| 1,250円 | 250円 | 20% | 25% |
| 1,500円 | 500円 | 33.3% | 50% |
| 2,000円 | 1,000円 | 50% | 100% |
| 4,000円 | 3,000円 | 75% | 300% |
利益率50%は値上げ50%ではありません
利益率50%を目指すなら、売価は原価の2倍です。原価に50%を足した1.5倍では、利益率は33.3%にしかなりません。これが最もよくある間違いです。
目標の利益率から売価を出す式は、売価=原価÷(1−利益率) です。原価1,000円で利益率40%なら、1,000÷0.6=1,667円になります。このツールの逆算はこの式を使います。
利益率は100%になりません。売価の全部が利益ということは、原価が0ということだからです。一方、値入率には上限がありません。
粗利と営業利益は別
ここで計算しているのは粗利、つまり売上から仕入れ原価だけを引いたものです。実際に手元に残る利益は、ここから家賃、人件費、決済手数料、送料、広告費などを引いた後の額です。
ネット通販では、決済手数料が3〜4%、モールの販売手数料が10%前後かかることがあります。粗利率30%でも、これらを引くと赤字になる場合があります。
値引きの影響も見ておいてください。粗利率30%の商品を10%値引きすると、粗利は3分の1ほど減ります。売価に対する値引きは、そのまま利益から引かれるためです。
よくある質問
利益率と値入率、どちらを使うべきですか?
会計や決算で使われるのは利益率(売価基準)です。仕入れの現場では値入率が使われることもあるので、どちらの話かを確認してください。
目標の利益率から売価を出す式は?
売価=原価÷(1−利益率) です。利益率40%なら原価を0.6で割ります。
消費税は含まれますか?
含まれません。税抜きの金額で計算してください。税込みで比べたい場合は消費税計算を併せてお使いください。
入力した金額は保存されますか?
保存されません。計算はすべてブラウザの中で行われます。
