動画をGIFに — 速度が変わらない作り方
動画の一部を切り出してGIFに変換します。アップロードはせず、ブラウザの中だけで処理します。GIFの仕組みに合ったフレームレートだけを並べているので、できあがりが元の動画より遅くなりません。
GIFは1枚ずつの静止画に「次の絵まで何秒待つか」を添えた形式です。この待ち時間は100分の1秒(センチ秒)の単位でしか書けません。つまり100を割り切れる速度でないと、指定どおりには再生されません。
たとえば15fpsは1枚あたり6.67センチ秒ですが、書き込めるのは整数なので7になります。すると1枚ずつ0.33センチ秒ずつ遅れ、2秒の動画が2.1秒のGIFになります。実際に測った値です。
そこでこのツールは、5・10・12.5・20・25fpsだけを選べるようにしました。どれも待ち時間が整数になるので、元の動画と同じ速さで再生されます。
フレームレートの選び方
| fps | 1枚あたり | 向いている素材 |
|---|---|---|
| 5 | 20センチ秒 | 静かな場面。容量を最優先 |
| 10 | 10センチ秒 | 一般的な用途。迷ったらここ |
| 12.5 | 8センチ秒 | 少し動きのある場面 |
| 20 | 5センチ秒 | 動きの速い場面 |
| 25 | 4センチ秒 | 最もなめらか。容量は大きい |
容量を抑える三つの手
GIFは写真に向かない形式です。色数が256色に制限されているうえ、動画のように前後のフレームを圧縮でまとめる仕組みが弱いため、同じ内容でも動画ファイルよりずっと大きくなります。
効く順に、長さを削る、幅を小さくする、フレームレートを下げる、です。長さは容量にそのまま比例します。幅を半分にすると画素数は4分の1になるので効果が大きく、フレームレートを半分にすると枚数が半分になります。
目安として、幅480px・10fpsなら1秒あたり数百KB程度です。設定を変えるたびに推定容量が表示されるので、変換する前に見当がつきます。
使いどころ
GIFの利点は、再生ボタンを押さなくても勝手に動き、どこにでも貼れることです。操作手順の説明、不具合の報告、短い反応の共有には今も便利です。
一方、長い動画や音のある動画には向きません。10秒を超えるならGIFではなく動画のまま共有するほうが、容量も画質も有利です。GIFには音声が入りません。
ブログや資料に載せる短い操作説明なら、幅を実際の表示サイズに合わせて、10fpsで十分です。必要以上に大きく作っても、表示されるときに縮むだけで容量は減りません。
使うときのこつ
- •切り出す範囲は開始と終了を指定できます。前後の余分を削るのが、容量を減らす一番手っ取り早い方法です。
- •切り出せるのは最大30秒です。それ以上はGIFに向かないので、動画のまま共有するほうが軽く済みます。
- •動画はどこにも送信されません。読み込みも変換も端末の中だけで行われます。
- •長い動画や大きな解像度は、変換に時間がかかります。先に必要な部分だけを切り出してから読み込ませると速く終わります。
よくある質問
なぜ15fpsや30fpsが選べないのですか?
GIFは待ち時間を100分の1秒単位でしか書けず、15fpsや30fpsは割り切れないためです。指定しても実際には14.3fpsや33.3fpsで再生され、動画より遅くなったり速くなったりします。
音は入りますか?
入りません。GIFの規格に音声がないためです。音が必要なら動画のまま共有してください。
容量が大きくなりすぎます。
長さを削る、幅を小さくする、フレームレートを下げる、の順に効きます。10秒を超えるならGIF以外の形式を検討してください。
動画はアップロードされますか?
されません。すべてブラウザの中で処理されます。
