為替の換算 — 実際に払う額は表示レートより高い
その日の為替レートで通貨を換算します。ただし旅行や買い物で実際に払う額は、ここに出る数字より数パーセント高くなります。その理由と目安も含めて説明します。
為替レートは常に動いています。このツールが表示するのは、銀行間で取引されている基準のレートです。ニュースで「1ドル150円」と言うときの数字がこれにあたります。
ところが、両替所で円をドルに替えたり、海外でカードを使ったりすると、この数字どおりにはなりません。どこで替えるかによって、2%から10%ほど上乗せされます。
手段ごとの上乗せの目安
| 手段 | 基準レートからの差 | 備考 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 2〜3% | カード会社の手数料。多くの場合いちばん有利 |
| 海外ATMで現地通貨を引き出す | 2〜4% | ATM手数料が別に加わることがある |
| 銀行の窓口で両替 | 3〜6% | 手数料が明示されないことが多い |
| 空港の両替所 | 6〜12% | 最も不利。緊急時だけに |
現地通貨で払う
海外でカードを使うと「円で払いますか、現地通貨で払いますか」と聞かれることがあります。ここで円を選ぶと、店側が決めたレートで換算されます。たいてい基準より数パーセント不利です。
必ず現地通貨を選んでください。そうすればカード会社のレートが使われ、上の表の2〜3%で済みます。円で表示されると安心に見えますが、そこが狙いです。
この仕組みは正式にはDCC(自国通貨建て決済)と呼ばれます。ATMでも同じ選択を求められることがあります。
暗算の目安を作っておく
旅行中に毎回計算するのは現実的ではありません。「1ドル=150円なら、ドル価格の1.5倍を100倍」のように、切りのいい掛け算を一つ覚えておくと判断が速くなります。
ウォンなら「1,000ウォン=約110円」、ユーロなら「1ユーロ=約170円」のように、桁で覚えるのが実用的です。細かい端数は買うか買わないかの判断を変えません。
レートは常に動くので、出発前にこのツールで確認して、暗算用の数字を決めておくのがおすすめです。
使うときの注意
- •表示されるのは基準のレートです。実際の両替では手数料が上乗せされます。
- •レートは取得した時点のものです。大きな金額を扱うときは、取引の直前に確認してください。
- •外貨預金や送金では、ここに出る額と一致しません。金融機関ごとに仲値や手数料の決め方が違います。
- •換算した金額は保存されません。
よくある質問
銀行の窓口の数字と違います。
銀行は基準レートに手数料を乗せた数字を提示します。差が手数料にあたります。
いつのレートですか?
取得した時点の最新のものです。為替は常に動いているので、時間が経つと変わります。
海外で円建て決済を勧められました。
断って現地通貨を選んでください。円建ては店側のレートが使われ、たいてい不利です。
両替はどこでするのが得ですか?
一般にはクレジットカードでの決済か、現地ATMでの引き出しが有利です。空港の両替所は最も不利になりやすい選択です。
